1955年母良子が創業した小さな30坪の雑貨屋が私たち会社の出発点。
お客様に喜んでいただくために煮物を炊き上げることを学び、近所の会社のお弁当作りを始めた事が調理の原点。
亡父弘美の短くなった煙草を銜えお客様の為に奔走する姿。コトコトと煮物の音を聞きながら育った五人の兄弟が朝早くから牛乳配達をして築いた大事な小さなお店。
私は出発点と原点を忘れずに仲間に伝え、100年企業を目指したい。

　会社の維持継続は、働く仲間と学び合い、語り合い、同じ方向を目指すことと、適正な利益と売上を維持していくことであり、お店の数の多いことや大きな売上げではない。
全ての部門、店舗がバランスの良い営業をしていくことが大切なコト。さらに、働く仲間がこの会社で働くことにプライドと幸福感を持ち、それぞれの将来を映し出せるような会社にしたい。

　全てに相手側の期待や想像を超える仕事を目指す。相手は大切なお客様であり、働く仲間。相手思考の出来る会社や人を育てることが経営理念。美味しさをお客様に伝えるために『手間と愛情をかけることでお客様に喜んでいただくこと』をモットーとしたい。小さな会社が小さな夢を仲間とひとつひとつ現実にし、来るべき2055年の未来のために後継者を育てることが私の仕事。
今日も元気な母の煮物を炊き上げる姿に自らを奮い立たせる。　　　感謝。

代表取締役　坪口　榮二